2015年10月22日木曜日

教養レベルが低い

こちらにきてつくづく身にしみているのが、自分の教養レベルが低いこと。

以前ロンドンで再会した友人と、
言語はただのツールに過ぎず伝えるのは自分の国のことという話をしたけど
本当にその通りです。

○教養とは何か

ネット上のgoo辞書でひくと下記のように出てきます。

  1. ㋐学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。
  1. ㋑社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識。「高い―のある人」「―が深い」「―を積む」「一般―」

私個人としては、物事に対する理解力、社会生活を営む上で必要な文化に対する広い知識という定義にしっくりきます。「知っている」というよりも「理解している」というレベルが必要。あとは、こちらの人はとにかく良く話し、話の幅が広い。何ともない会話から、歴史や政治制度、経済、芸術の話等まで割と日常会話に出てきても不思議ではないです。

○いつ自分の教養が低いと感じるか

LSE初日登校日に面食らったトピック。
"What is the most pressing issue in the world? How can we solve it?"


いきなり小グループに分かれて話し合う時間が設けられました。"in the world"という言葉に、日本の問題ならまだしも、世界の問題をあまり真剣に考えたことない私は一瞬固まりました。話し始めて皆の関心は"Inequality"にあることが分かったのですが、私にとってはそれについて主張するほど身近に感じたことがなく、あまり議論に貢献できずに終わってしまいました。初日にとても悔しい思いをしました。

その後も授業は専門コースの関係上、経済や政治の話しが多いのですが、とにかく知らない概念が多い。イギリス出身でない人と話しても皆自分の国の制度を比べながら理解したり議論をしているのに、なかなかそのレベルについていけていない。日本の農産物に対する政策や日本の選挙制度に対することを紹介しながら議論すればいいのは分かるのだけど、紹介するほど知らない自分がいます。

○どうやったら教養が身につくのか

ポイントは、内容をきちんと理解できるか、どれだけ自分ごととして読んでその場限りのトピックにしないか。多分今まで絶対勉強する機会があったのだけど、血や肉になってないのは知識の深堀りや活用をせず暗記で終わってしまったからだと思います。友達と少しでも議論して考えを深めたり、自分とのつながりを考えるだけで、残る知識になりそうですが、わからないのでトライしてみます。

今からできることを考えています。
1.毎朝時間を決めて日本と世界の時事ニュースをチェック
短時間でもいいから、1日一つでも新しい概念を知るだけでも1年経てばだいぶ変わってきそう。今まで何回かトライし、ルーティーンまで至らなかったことですが、必要に迫られたので、またトライしてみます。

2.気になったことをメモして、丁寧に調べること
近道はないので、その場その場で適当にせずに地道に事実ベースで調べることが大切だろうと思います。「忘れたらまた調べればいいこと」ぐらいの気持ちで取り組みたいと思います。

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