2015年10月30日金曜日

グループワークから学ぶこと

先日LSEにきて初めてのグループプレゼンテーションを終えました。ここで感じたことを忘れないように書いておきます。

まずグループ内で多様な価値の出し方があるということ。今回は5人グループだったのですが、リーダー的にファシリテートをしてくれた彼女を見てて学ぶことは多かったです。

正しい人がリーダーをするわけではない。彼女はいつも議論の突破口をグループ内で作ってくれました。みんな確信がもてない中で違うかもしれないけれどとりあえず議論を初めてみる。そうするとそこから広がります。

フィードバックの仕方。必ず褒めること。人はどうしても出来ていることより、出来ていないことに目が行きがちです。でも彼女は 4褒めて1改善点をいうぐらいのバランスでいつもフィードバックをしていました。そうするとされた人も改善点の指摘を前向きにとらえられるような気がしました。

フォロワーとリーダーの両面を持って使いわけること。アメリカ人の子が言っていて気がついたのですが、LSEは出しゃばる人ばかりでなくて協力的なのでとても良いと言ってました。5人中5人がリーダー格で主張しあうとグループはうまくいかないのは容易に想像できます。リーダーに向いている、向いていないも必ずあると思いますが、LSEに来る人はきっとリーダー的な立ち位置にいた人は多いのではと思う中で、その使い分けをきちんとすることがグループワークをする中でとても大切だなと思いました。

場への貢献が人の評価に結びつく。これは前から感じていましたが、アクションを実際におこしてその場に貢献しようという意識がとても高いとです。日本だとその場にいるだけでまずは認められているような気がしますが(アクションを起こさない人が多いから?)、こっちでは発言しないと「いないも同然」というプレッシャーをとても感じます。ただ「認められたい」という動機で発言しているというよりも、「意見を交わすことが楽しい、良い時間や場をつくりたい」という動機の方がおそらく強く、議論をしながら物事を生み出すことに慣れているように感じます。

プレゼンテーションではフローがとても大事。プレゼンはいくらでも小難しくできますが、聴衆がいる限り、その人たちが初回でいかにすっと理解して議論につなげられる興味をもってもらえるかが大事だなと感じました。その時に全体の流れがいかにスムーズであるか、大目的の問いから逸れないか。

今回において自分が出せた価値の一つは根気よく取り組むこと。もう分からないとグループ名との子が若干なげやりになっていた時に諦めないで、「こうしたらどうかな?」と提案できたことは良かった。あとは最終ミーティングで「もういいんじゃない?」という雰囲気の中で、プレゼンの流れに対する自分の心配を素直にぶつけたことは、メンバー全員で流れを見直して改善点を見つけたことにつながった。もう一つ出せた価値は、議論の引き際を見極めること。最初から完璧にこだわらないで、進めながら改善点を積み重ねていく方が早い。これは前職で学べたことで役に立った気がしました。

出せなかった価値は議論を刺激するアイディアや視点を提供すること。そもそも内容の理解ができていなかったこと、議論が7割ぐらいしか理解できていなかったこと、与えられた情報を飲み込むのに精一杯で自分で情報を探しにいくことまで労力をさけなかったことあたりが原因。

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