2016年6月25日土曜日

イギリスのサービススピードが遅い

日本のスタンダードは世界に通用しないという言葉を聞いたことがあると思いますが、今回はそのお話です。日本の感覚で物事を進めると絶対に予定が狂います。

1 郵便サービス
イングランド内の普通郵便が2週間かかります。Post Officeから独立している配達サービスだと翌日に届けるサービスもあるので、急用の場合はお金を払ってでもそういうサービスを利用することをお勧めします。例えばDX(https://www.dxdelivery.com/)等。

あとは物が配達途中で紛失されたり、間違った住所に届けられることもしばしばあります。日本で27年間生きていてそんなアクシデントはあったかないかの記憶ですが、ロンドン1年未満の生活で私には1回起こり、友達には2回起こりました。

2 銀行口座の開設
世界で最も発達したFinancial cityの一つとは思えないほど時間かかります。まず銀行開設のために予約をしなければなりません。そしてその予約が数週間先だったりします。もしかすると9月は国外からの学生が多く銀行開設の需要が多いからかもしれませんが。

当日のアポイントでは時間通りに来ても30分待たされます。私の場合はその場で書類を提出し1〜2週間で銀行カードが届くと言われたのですが3週間経っても届かず。問い合わせたら書類を失くしたらしく、私が来店して書類を作成した記録さえなく、もう一度アポイントの取り直しから手続きしました。学生だからかもしれませんが、従業員の謝り方もすごくライト。そして私が問い合わせなければ彼らは書類を紛失したことさえも気づかなかったと思うと、怒りを通り越して呆れました。

結果、銀行口座を作るまでに1ヶ月半ほどかかりました。日本のゆうちょで即日その場で口座開設できた覚えがあるので、このサービスのスローさにイギリスに来て最初に衝撃を受けました。友達によると、BarclaysとHSBCは評判まあまあでした。

3 UKビザ(BRP)の再申請
学期中に定期入れを紛失し(おそらくバス内での盗難)、BRPの再申請をせざるを得なくなり、2ヶ月半かかりました。再申請なのに提出する書類が多い(最初の申請の時に書いた様な書類)のと郵便の遅さにうんざりしました。ちなみにLSEの人はVisaのヘルプデスクに行くと書類記入の方法をとても丁寧に教えてもらえます。

まずUK Governmentのウェブサイトに目安の期間は書いてないのと、問い合わせても目安の期間は分からないと言われるので、ビザが届くまでは絶対に旅行等の予定は立てない方がいいです。あと問い合わせメールの返事が来たのも8日後でした。

2月29日に書類を送付し、BRP登録(指紋や顔写真)の要請手紙が来たのが4月1日。4月4日に郵便局に登録しに行き、新BRPが手元に届いたのが5月11日でした。

学んだことは、手続き等は絶対に早めにすること。そして日本のスタンダードに基づいて予定を立てないこと、です。慣れてしまうと何とも思わないのかもしれませんが、これを寛容に受け入れているイギリスは、絶対に日本と違う時間の物差しをもっていると思いました。

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