2017年1月6日金曜日

甥っ子の子守をしていて気づかされること

以前も書いたことありますが私は姉家族がロンドンに転勤でおり、たまに息抜きや子守のお手伝いで家に遊びにいきます。

自分のこどもではないけれど、姉のこども&ロンドンで学生という特別な環境なのもあり、かなり近くで子育てを見ており、もはや子育ての疑似体験をしている気分。将来思い返すロンドンでの思い出の重要な部分を占める気がします。

今回は「叔母さん」という立場から甥っ子を見ていて感じること。自分のこどもができた時とはまた違う印象を受けている気がするので(今の方が気持ち的な余裕がありそう)、学ぶこと多い。


◎ 適応力の高さ
今月5歳になる甥っ子はローカル保育園に通っているのですが、この1年半弱で英会話はマスターしました。初めは泣きじゃくって全身で通うことを拒否していたのに今では休みも保育園の友達と遊びたいというぐらい保育園好きに。

一番大きかった言語の壁は、今では遊ぶ時は英語で一人ごとを言うほどに。私たちが知らない口語表現を使うようにまでなりました。しかも公園やスーパーで、外人の子供に知らないうちに話しかけて遊んでいる。

こどもの適応力の高さに本当にびっくり!!!あとの警戒心のところでも書きますが、「断られたらどうしよう、通じなかったらどうしよう」が基本的にないのかな。でもそんな心配するよりも明らかにベネフィット大きい。こどもの適応力そのまま大人になるとすごそう。なんでもスポンジのように吸収できそうです。子どものうちに経験たくさんさせた方がいいのが納得。


◎ 何でも100%投球
遊ぶとき、話すとき。全てに100%ーー。なので怒られて雷落とされるまで本当に全力でいたずらをします。朝起きた時から走り回るし叫ぶように話すし、あのパワーはどこから来るんだろう。

もちろん「いらっ」とすることも時々ありますが、でもあれだけ全力な人を見ることもないので、途中からコミカルにも見えるし、ハッピーな気分を分けてもらっている気もするし、半ば尊敬したりします。

あの全集中力と全パワーを注いでやりきる姿勢を身につけていることは、大人になった時に大切な気がする。だから中途半端に止めさせたりするよりは全力投球させて失敗させた方がいいのかな。


◎ 警戒心ゼロ
もちろん個体差もあると思いますが、体当たりでぶつかってくる感すごい。2歳3ヶ月の甥っ子は(最近重くなってきた)彼の体重を全て預けて頭からつっこんできます。「迷惑でないかな」とか「重くないかな」とか当たり前だけどゼロ。すごく楽しそう。

そうなるとこちらも「可愛いなぁ」と思う。言葉は(話してないので)通じないけど、この信頼でつながっている感じ不思議。こども独特。

もう少しで5歳の甥っ子も路上で楽器を奏でている人やホームレスの人へコインをあげにいくのが好きなよう。何でかは聞いたことないけど人と関わることにすごいbrave(勇敢?)だなと思う。

きっと人と関わることに関して大人とは違う感覚をもっているのだろうな。


◎ 躾でコントロールできない部分がある
いわゆる個性かなと思う。甥っ子は相当やんちゃな部類に入りそうなのですが、近くで見ていて姉夫婦が甘やかしているわけではないのは分かる。

一方でもう一人の姉の姪っ子2人を見ていると(女の子というのもあるだろうけど)、別に躾をすごく厳しくしているわけでないけれど、格段に聞き分けがよい。

なので親の躾だけで、こどもの素行や性格を語ることはできないと改めて感じました。同時に将来、躾で個性を潰すことはしたくないなとも思った。(具体的にはまだわからないけど)個性を活かす躾をしたい。

みかんの木にりんごの実をならせることはできないけど、美味しいみかんの実をならせることはできるみたいな感覚。

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