2016年4月19日火曜日

Social Innovation Conference2016の失敗から学んだこと

私はLSEのSocial Innovation Society (SIS)に所属しています。まだ活動1年目の新しい団体で今年はSocial Innovation Conferenceを2016年3月に開催しようということで私も年明けから手伝っていました。前職ではイベント系はがっつり企画マネジメントから携わることが多かったので、今回の「お手伝い」というポジションの(企画から一歩離れてイベントを手伝う)経験は気づきがいくつかありました。

結果として、チケットの売れ行きがあまりに悪く企画チームで開催2週間前にイベントをキャンセル。残念ではあったけど運営を考える良いきっかけでした。

◯ LSEの生徒ってSocial Innovationに興味あるの
そもそもないのではないかという私の仮説。私のいるMPAは割とお堅い機関(政府、シンクタンク、行政コンサル、銀行、国際機関等)で働いたキャリアの人が多く、民間のBusinessやInnovationの取り組みとかに興味がある人は肌感覚で少ない気がします。むしろ国連の人がきて貧困対策について話をするとかの方が人が集まりそう。以前SISで社会起業家の人を呼んで講演を開催した時も1、2年生合わせて20人程しか集まらず。勉強で忙しいという仮説を企画メネジメント層は話していたけど、むしろ私はLSE色にあってない気がする。

◯ Conferenceは誰をターゲットにどんなインパクトを出したかったのか
1つ目とも重なるけど、ターゲットと出したいインパクトが曖昧だった。もしLSEの学生対象にするならLSEの人が興味あるようなテーマにしないといけない。今回は準備期間が短くて、そこまで詰められなかった印象を受けた。何となくスピーカー集めて話してもらう的なのりでした。

◯ お手伝いの人をどれだけ大事にし、やる気をだしてもらえるか
今回お手伝い側だったのでこのポイントはすごく重要な気がした。お手伝いをしていて充実感、貢献している感、頼られている感が全くなかった。でもこういうイベントはボランティアの人達にどれだけ本気で携わってもらえるかかなり重要。(最後の集客も企画層4人ぐらいが焦って頑張っていたイメージ。)

私が企画側だったら何をしていたか。まず企画ミーティングにお手伝いの人を呼んで企画から一緒に共有する(熱量の共有や人間関係の構築)。企画を少しお願いしてお手伝いでも多少のコミットメントをお願いする(頼りにしていることを感じてもらう、企画する楽しさを分かち合う)。あとは反省も呼んで一緒にしただろう。

◯ 役割分担
大きな失敗あり。私がマネジメントの人に引き継いだアフタードリンクの企画を担当の人がキャンセルを相手側にフォローできなくて迷惑をかけてしまった。すごい初歩的なミス。どうやって企画マネジメント層で仕事管理をしていたのか知らないけれど、誰が何をやるか全体で把握していなくてチェック機能が働かなったのではと思った。

まだ来年この企画をやるかはわかりませんが、もし次回も携わることになったらテーマとターゲットをすごくしっかり練りたいと思いました。私も今回は全然イニシアティブを取れなかったので、その反省も兼ねて。

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