2016年9月30日金曜日

インターンプロジェクトを通して学んだこと

インド文化については別ブログに書いたので、こちらはTCSRD (Tata Chmicals Society for Rural Dvelopment)のインターンプロジェクトにフォーカスして書きます。

最終アウトプットはプレゼンテーションとレポートでした。自分なりには時間の制限がある中で満足いく形で終えました。最初にTCSRDにもらった情報に明らに価値のある情報を付加できました。何よりも現場のプロジェクト担当者と責任者から「今後のプロジェクトを進めていく上で非常に参考になる。プレゼン資料をメールアドレスに送ってほしい」と言われたのが嬉しかった。

前職で培ってきた能力も多いですが、やはり大切だと再認識した能力。2年生のDissertationを書く前の良い経験にもなりました。

◎ オフィス内のコミュニケーション
「何を誰に聞けばいいのか」を一早く把握できることがその後の仕事の進めやすさを左右します。大まかな方向性はProject guide、どのように調査を進めればいいかはDepartment Boss、日々の質問はColleague、土壌や肥料についてはOther colleague in other departmentsというように。これは最初に教えてもらえる訳ではないので、自分で人間関係を切り開いていく力が非常に必要。

あとは「どの時点で誰にどの情報を共有しておけばいいのか?」もコミュニケーションの食い違いを無くすために必要なこと。これはOffice Politicsも多少含みますが、許可を取るときに誰を通すのが筋なのか?報告はどの順番ですべきか?等々。

◎ くらいつく力
とにかく分からなければ聴きまくること、遠慮しないこと。図々しさと情熱(一生懸命さ)を併せ持つことは大事。熱意を伝えるために「どうやって質問を聞くか、どうやったら相手が質問を気持ち良く答えてくれるか」はかなり重要な気がします。

◎ クリアにするコミュニケーション力
相手との誤解をなくすためにどのようなコミュニケーションが有効か。相手も英語の会話が不自由なことがあったので私は文字におこすように努めました。OutlineやIntroductionを完成させて上司に見せたりしていました。目的意識、アプローチの道筋、前提条件の理解さえ大きくずれていなければ、悲惨な結果にはならないはず。

◎ 背景知識の理解
農業や堆肥の話は私にとっては新しいトピックでした。なので話していても疑問が浮かぶことは多少あったけれど、インターン前に堆肥に関する日本語の本2冊と、トピックに関する記事等を読み背景知識をいれたので、期間中はそのバックグラウンド理解に時間をとられすぎることはなかった。背景知識の理解をインターンで始めていたら時間なかった。

◎ タイムマネジメント
正直自分のアウトプットやプロセスを管理してくれる人はいなかったので、サボらないように自分を律することが非常に難しかった。私は最初の週に直属の上司に毎週ミーティングをしたいと申し入れたのでそれが自分の良いペースメーカーになった。あとはフィールドVisitの約束をしても延期されることが頻繁にあるのでタイトな予定は立てないこと。あとに余裕をたくさん作っておく。

◎ ビジネスと学問の融合
学問は自分の主張の信憑性が非常に大事。すべての主張についてcreditを見つけることが必須だけど、ビジネスは細かすぎることにとらわれずに、ざっくりとマクロの状況を把握する大きな鳥の目をもつことも重要。LSEで学問にどっぷり浸かっていた私には最初このバランスをとることが難しかったです。私はLSEの教授や日本の分野に詳しい知り合いにスカイプでアウトプットを見てもらったりして、そのバランスを保ちました。

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