2016年9月30日金曜日

怒るという感情:ぼったくりに直面して@India

Mithapurでのインターンも終わり最後2泊でアレクサンドラとLonavalaと旅した時のこと。Lonavala自体は非常に自然豊かな場所、ムンバイからバスで約2時間です。

Lohagad Fort


Karla Caves



また違ったインドを経験した旅行でした。要は何度も小さなトラブルに巻き込まれました笑。

1回目はLonavalaに行く長距離バスでのこと。バス到着地の案内は全てヒンディー語。よって私たちはバスの責任者に下車する場所を教えてもらわなければならないのですが、責任者が私たちに降りる場所を伝え忘れた(本人は、把握していた責任者が途中で下車してしまい知らされてなかったと言い張ったが)のです。バス乗車時に何度もLonavalaで降ろしてほしいと確認した私たちにとっては「!!!!」の出来事。それに気づいた時のアレクサンドラの怒りの爆発の仕方は見事。相手をまくしたてるように「怒り」、どうしたらいいのかを食ってかかる勢いで問い詰めたのです。

2回目はLonavalaに到着しオンラインで予約したホテルが見つからなかった時。落ちとしてはオンラインで公開していたホテルの名前がブランド名で実際の現地のホテルの名前とは違った。この交渉ではオンラインにのっていたホテルに何度も電話をかけ、同時に現地のホテルのスタッフと交渉することになりませした。1時間かかりました。この時は怒りというよりは、ややこしい事実を解きほぐす辛抱強さと、相手に都合の良いように言いくるめられない毅然とした態度が必要でした。

3回目はLonavalaでの観光のための1日タクシーを雇った時のこと。契約は「2箇所を800Rsで連れて行ってくれる」というものだったのですが、最後になって「予想よりも時間がかかったからもう200Rs必要」と過剰請求されたのです。最初から制限時間を言われていなかった私たちには寝耳に水でした。しかもそれを証明する彼らの業務ポリシー等があるわけでもなく、「彼らの業務ポリシーなのか、ぼったくられているのか」判断する材料がありませんでした。200Rs自体は大したお金ではないですが、だまされているのでは?と思うとやすやす払いたくない私たち。その時のアレクサンドラの対応も見事だなぁと。「Listen」から始まり、なんで私たちが払いたくないかを滔々と説明した後、でも感謝はしているからと半額渡しました。

そして4回目。ムンバイに帰ってきた際にバスターミナルからホテルまでのタクシー。運賃+荷物代( 25Rs/1 luggage)を請求されたのです。これも寝耳に水。事前に言われていたわけでもないし、タクシーに書いてあるわけでもないし、彼らの業務ポリシーなのかが全く判断できない。しかもこのおじちゃんは、アレクサンドラがいない時に私にこそっと「ポケットマネー20Rs」としれっとせがんできたので、ますます信用なりませんでした笑。アレクサンドラと二人で「No」と言い張り、その理由も付け加え、この時は追加で一銭も払いませんでした。

交渉術というか、相手に言いくるめられない彼女の態度には学ぶことが沢山あった。「怒る」ということは良くない感情だと私の中で固定観念があったのですが、コミュニケーションが不自由な相手との場合はむしろ「怒」の感情をストレートに出さないと真剣さが伝わらないし舐められてしまうことが多い。

私なら面倒くさいトラブルを避けたい+不自由なお互いのコミュにケーション+インドの仕組みがよく分からない等々から、こういう交渉をさけてしまうかもしれません。そもそも「怒」の感情をどう発散するか忘れてしまっているかもしれない気もします。

でも、そうなると舐められ続けるので(上限がない)、労力を惜しまない交渉は大切なのでしょう。彼女とインターン中に話した時に「人に嘘をつくこと」は彼女の人生のポリシーに大きく反すると話していたので、そういう信念もあったのかもしれません。

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