MPAの生徒はほぼ職務経験がある人で、かつMPA(LSE)としても就職にかなり力を入れているので利用できるサービスは色々あります。
私がこれまでで利用してよかったのは、Career ConsultantとのOffice Hour&Friday Breakfastです。
○ Career ConsultantとのOffice Hour(個人面談)
今まで2回利用しました。キャリアコンサルタントはMPA特別に用意されており文脈(忙しさ、授業で習っていること等)をよく分かっているのでとても話しやすかったです。1回目は「LSEの生活の中でどうキャリアに取り組めばいいのか?」、2回目は「Cover LetterとCVのチェック」です。
1回目は勉強に追われていてキャリアのことを全くことを考えていない不安から申し込みました。インターンも申し込みたいが何にフォーカスしてインターン申し込んだらいいのかと全くの手探り。相談した結果、頭が整理されたのと自分のフォーカスが決まったのでとてもよかった。一人で悶々と考えるよりも、(おそらく)何百人の学生を見てきていることを考えると、相談したほうがポイントを掴める。
基本的にはMPAプログラムの中でキャリアに関して抑えるポイントは1. 夏のインターンシップ 2. Capstone Project (2年生) 3. Dissertation(2年生)をどう活用するかということ。あとは今の状況(SWO分析等)を整理し、Education、Internship、Extra Curricularの3つの観点から2年間で取り組めることを洗い出すこと。その結果、EducationとInternshipではリサーチ と政策の知識をきちんと身につけることに焦点を当てようと自分なりに決意。また今まで培ってきたInter personal skillはExtra Curricularや別のキャリアセミナーで更に磨きをかけることに。
Cover LetterとCVのチェックも読み手の目線から改善点を指摘してくれるので、細かいアドバイスではないけれど、書き直すポイントがわかるのでとても良かった。あとはネットワーキング方法についてもアドバイス(例:Linked InでLSE卒業生を探してコンタクトを取る等)をもらえ、実際に卒業生の方に連絡してお話を伺うこともできたので満足。
○ Friday Breakfast
これはMPA限定ではなくLSE学部、院生全員対象のサービス。Fridayの8時〜10時のイベントで社会人(5人〜10人くらい)とカジュアルに話す場です。朝早いこともあり1対1、LSE生5対1でかなり密に話せるのでオススメ。イベントは業界ごと(Big Data, Consulting, NGO&Think Tank等)に日程が決められているので興味ある業界の日にいけば4社ぐらいから話をきけます。最初すごく緊張したけれど自分のNet Working Skillの練習にもなるからいいと思う。実際日本のイメージと違う業界もあったし、自分が興味あると思ったけど話を聞くと違和感に気付いたりできました。
○ おまけ
MPAでの不満が出ているのはMPA卒業生との繋がりがないこと。個人情報の関係で現役生から卒業生に連絡を取ることが難しく、OB/OG会もないので毎年MPA Facultyに交渉しているようです。改善することを祈りつつ、現状ではそのネットワークはあまり期待できません。
2016年2月7日日曜日
2016年2月4日木曜日
Ecosystem Services and Poverty Alleviation
LSEにはPublic Lectureといって、外部のゲストスピーカーやLSEの教授によるレクチャーがほぼ毎日あります。公開レクチャーなので一般の人も来て話しをきけます。ちなみに過去のレクチャーはPodcastとして聞けるのでおすすめです。第一線で活躍している方が来て彼らの考えや見ている世界観を話してくれるので、すごく貴重な機会。
そこで2月にespaというシンクタンクの人がきてEcosystemとPoverty Alleviationの話しをしてくれました。基本的には"How can we preserve environment and make human lives better?"という問いをリサーチ機関としてEvidenceをつくる仕事です。途上国の農業や林業において環境持続のためのTip-point(限界?)を超えないようにリサーチをしてLocal Communityの開発方法に提言をしているようです。例としてガーナのカカオ産業やエチオピアのコーヒー産業の拡大によりおこっている大量の森林伐採によって破壊される生態系のダメージの調査等です。
最後にスピーカーがあげていた問いを備忘録として。
"How can we use the result of research better to have good decisions?"
"Why is it hard to distribute benefits to local community?"
"How much carbon or forests is used for a slice of chocolate?"
"How does community involve in conserving environments in the region?"
私が東北の仕事のKeyテーマだった環境持続可能性、コミュニティの話しと通ずるものがあって方向性としては合っているなと改めて認識できて嬉しかった。
ただ強く感じたのは、Local Community(例えば生産者)の行動はマーケットが強いインセンティブになっているということ。増加する需要に生産者は生産拡大で応えようとする時に、生態系が破壊されるからという理由で生産拡大を調整する生産者はどれだけいるのかな?経済的なコンセプトでいうと生産者の効用は生産拡大という選択をした時の方が大きくなるので生産拡大は合理的な選択だよね。
となった時は1. マーケットの消費者の意識を変えるか、2. 生産者が短期的な効用と長期的な効用を分けて考えられるようになるか、3. 生産者のインセンティブを外部介入して(補助金等)変えるしかないのかな。いずれにしろ、生産者と消費者両方側からのアプローチが必要だなと強く痛感したのと、その分断が進んでいる現構造でそれを進めるのは難しいと思いました。
そこで2月にespaというシンクタンクの人がきてEcosystemとPoverty Alleviationの話しをしてくれました。基本的には"How can we preserve environment and make human lives better?"という問いをリサーチ機関としてEvidenceをつくる仕事です。途上国の農業や林業において環境持続のためのTip-point(限界?)を超えないようにリサーチをしてLocal Communityの開発方法に提言をしているようです。例としてガーナのカカオ産業やエチオピアのコーヒー産業の拡大によりおこっている大量の森林伐採によって破壊される生態系のダメージの調査等です。
最後にスピーカーがあげていた問いを備忘録として。
"How can we use the result of research better to have good decisions?"
"Why is it hard to distribute benefits to local community?"
"How much carbon or forests is used for a slice of chocolate?"
"How does community involve in conserving environments in the region?"
私が東北の仕事のKeyテーマだった環境持続可能性、コミュニティの話しと通ずるものがあって方向性としては合っているなと改めて認識できて嬉しかった。
ただ強く感じたのは、Local Community(例えば生産者)の行動はマーケットが強いインセンティブになっているということ。増加する需要に生産者は生産拡大で応えようとする時に、生態系が破壊されるからという理由で生産拡大を調整する生産者はどれだけいるのかな?経済的なコンセプトでいうと生産者の効用は生産拡大という選択をした時の方が大きくなるので生産拡大は合理的な選択だよね。
となった時は1. マーケットの消費者の意識を変えるか、2. 生産者が短期的な効用と長期的な効用を分けて考えられるようになるか、3. 生産者のインセンティブを外部介入して(補助金等)変えるしかないのかな。いずれにしろ、生産者と消費者両方側からのアプローチが必要だなと強く痛感したのと、その分断が進んでいる現構造でそれを進めるのは難しいと思いました。
2016年2月3日水曜日
プログラムコーディネーターと話して感じたこと
LSEのMPAプログラムにはSSLCという仕組みがあります。SSLCはStudent-Staff Liaison Committeeの略で、要は生徒とスタッフの連絡会です。
生徒約90名の中から今年は5人がSSLCに参加しています。私もプログラムがどのように設計されているのかを知りたくて立候補しました。各期に1回、プログラムコーディネータの皆さんとMPAの生徒たち(5人)でミーティングをします。コーディネーターの皆さんは、Director, Tutor, IPA(Institute of Public Affairs)マネージャー、MPAマネージャー、事務スタッフです。たまにIPAのDirectorやキャリアコンサルタントの方が同席します。
SSLCメンバーとしてすることは、クラスメイトからプログラム全般についての意見を吸い上げコーディネーターの皆さんに伝えること、コーディネーターからの要望をクラスメイトに伝えることです。
今まで前期1回、後期1回と2回のミーティングがありました。その度にパワーをもらうぐらいミーティングの雰囲気が良いのでここに書きます。
1.生徒の学びを最大限にすることを考えてくれている
生徒の声を伝えた時に、それが不満であっても非常に気持ち良く受け止めてくれます。そして、その問題に対して自分たちができること、できないことを前向きに議論してくれます。いつも感じるのはLSEでの生徒の学びや経験を最大限に活かす術を考えてくれていること。だからこそ教授側からの提案もしてくれます。その気持ちを感じると頑張ろうと思えます。
2.立場がFair
MPAチームに限ったことではないと思いますがFairな立場から議論をしてくれます。上から目線で生徒からの提案の可否を決めるのではなく、教授側からも問題提起とそれに対する解決案を提案をしてくれます。そうすることでFairな立場でプログラムをつくっているのだと感じます。
3.ジョークが交じる
これは私が一番好きなことです。真面目になりすぎない。真面目にずっと話していると、雰囲気が重くなったり煮詰まったりすることがあると思います。SSLCのミーティングでは偉い立場の人がたまにジョークを飛ばしてくれます。皆で笑うと場が和みます。場を支配できる人にジョークスキルは必要です。私も英語でジョーク飛ばせるようになりたい。
生徒のことを良く考えてくれているメンバーで構成されているMPAはとても素晴らしいと思います。そして後日書けたらと思いますが、MPAは授業以外にも課外活動、セミナー、ワークショップ等いろいろなサービスが用意されています。きっとそのようなプログラムも過去の卒業生が試行錯誤しながら教授たちを積み重ねてきたのだと思います(確認はしていませんが)。
最後に気をつけなくてはならないのは、情報過多、機会過多になるので自分で優先順位をつけて情報整理する能力を養うこと。教授たちの好意に甘えすぎず要望を厳選していくこと(無責任なお願いが一番最低)。
生徒約90名の中から今年は5人がSSLCに参加しています。私もプログラムがどのように設計されているのかを知りたくて立候補しました。各期に1回、プログラムコーディネータの皆さんとMPAの生徒たち(5人)でミーティングをします。コーディネーターの皆さんは、Director, Tutor, IPA(Institute of Public Affairs)マネージャー、MPAマネージャー、事務スタッフです。たまにIPAのDirectorやキャリアコンサルタントの方が同席します。
SSLCメンバーとしてすることは、クラスメイトからプログラム全般についての意見を吸い上げコーディネーターの皆さんに伝えること、コーディネーターからの要望をクラスメイトに伝えることです。
今まで前期1回、後期1回と2回のミーティングがありました。その度にパワーをもらうぐらいミーティングの雰囲気が良いのでここに書きます。
1.生徒の学びを最大限にすることを考えてくれている
生徒の声を伝えた時に、それが不満であっても非常に気持ち良く受け止めてくれます。そして、その問題に対して自分たちができること、できないことを前向きに議論してくれます。いつも感じるのはLSEでの生徒の学びや経験を最大限に活かす術を考えてくれていること。だからこそ教授側からの提案もしてくれます。その気持ちを感じると頑張ろうと思えます。
2.立場がFair
MPAチームに限ったことではないと思いますがFairな立場から議論をしてくれます。上から目線で生徒からの提案の可否を決めるのではなく、教授側からも問題提起とそれに対する解決案を提案をしてくれます。そうすることでFairな立場でプログラムをつくっているのだと感じます。
3.ジョークが交じる
これは私が一番好きなことです。真面目になりすぎない。真面目にずっと話していると、雰囲気が重くなったり煮詰まったりすることがあると思います。SSLCのミーティングでは偉い立場の人がたまにジョークを飛ばしてくれます。皆で笑うと場が和みます。場を支配できる人にジョークスキルは必要です。私も英語でジョーク飛ばせるようになりたい。
生徒のことを良く考えてくれているメンバーで構成されているMPAはとても素晴らしいと思います。そして後日書けたらと思いますが、MPAは授業以外にも課外活動、セミナー、ワークショップ等いろいろなサービスが用意されています。きっとそのようなプログラムも過去の卒業生が試行錯誤しながら教授たちを積み重ねてきたのだと思います(確認はしていませんが)。
最後に気をつけなくてはならないのは、情報過多、機会過多になるので自分で優先順位をつけて情報整理する能力を養うこと。教授たちの好意に甘えすぎず要望を厳選していくこと(無責任なお願いが一番最低)。
2016年1月31日日曜日
MPAのDual Degreeについて
LSEのMPAコースにはDual Degree Programがあります。1年目をLSEで過ごして2年目を提携校で過ごす仕組みです。(つまり交換留学)
2016年現在提携校は5校あり、各大学の公共政策コースに交換留学します。
1. The MPP at Hertie (The Hertie School of Governance, Berlin)
2. The MPP at LKY (The Lee Kuan Yew School of Public Policy at the National University of Singapore)
3. The MPP at Sciences Po (L’Institut d'Études Politiques de Paris)
4. The MPA at SIPA (The School of International and Public Affairs at Columbia University, New York)
5. The MPP at GraSPP (Graduate School of Public Policy at the University of Tokyo)
1年生の前期にかなり丁寧にMPAオフィスが説明会を開いてくれるので、そこで詳しい情報は得られます。申し込みは1年生後期の最初(1月中)。
私は説明会に参加した結果申し込まないことにしました。後で後悔したくないので今日はその理由を書いておこうと思います。
◯ Dual Degreeのメリット
1.異文化体験
2.LSEにないコースが取れること(その大学の強みの分野)
3.授業スタイルや評価方法が変わること
4.その国や地域に詳しい政策が取れる(アジアやアメリカ等)
5.新しい人との出会い
6.学費、生活費が安い 等々
◯ LSEに留まった理由
1.LSEで得られる学びの機会をもっと活用したい
Social Scienceのランキングで高順位を獲得しているので面白い研究をしている教授がいるはず。しかし、まだ学びが面白いという域に達しておらず、その教授達を十分に活用できていないのが悔しいです。
2.イギリスについてもっと勉強したい
「イギリスの社会政策は面白いとよね」と言われますが、面白さがまだ分かっていない。かつて読んだ本の中に、地域コミュニティをPublic, Private, NGOが連携して創り上げ、福祉レベルを向上させていく取り組みがあり面白いと思ったけれど深堀りできていない。
3.リベンジしたいことが沢山ある
学期中の議員インターンシップを来年トライしたいです。政策立案過程を体験したい。あとはコミュニティ活動への参加。今年はSocial Innovation SocietyのConferenceの企画に携わることにしましたが、LSE外のLocal Communityとのネットワークを作りたい。あとは学業パフォーマンスをあげたい。LSEに来たけど落ちこぼれでしたは嫌なので、せめてMeritぐらいは取れるようになりたい。
4.2年生のプログラムが楽しみ
Dissertationを書いて自分の興味ある分野を深堀りしたいです。それを次の仕事につなげられたら最高。Capstone Projectという授業で民間会社やNGOと協力してプロジェクトが楽しみです。1年生で習ったツールやスキルを仕事で使えるようにしたいです。(Dual Degreeだと学校によりCapstone、Dissertationが無いです。)
5.Dual Degreeにいくメリットがあまりない
場所を変えたからこそ体験できることは沢山ありますが、LSE1年間、Dual Degree1年間だと、私のスピード感では出来ることが浅くなりそうです。また、MPAが既に国際色豊かなので(約90人中イギリス人はたった5人)、異文化体験は十分かも。
◯ 少し心残りなこと
(大陸のヨーロッパ人曰く)イギリスはヨーロッパの中でも異色(EUに加盟しているががユーロを導入していない等)らしいので、大陸ヨーロッパの肌感覚が得られないこと。もう一つは登録人数制限の関係で実際に受けられるオプショナルコースの選択肢が少ないこと(他の大学の事情は分からず)。
ともあれ、1年生後半、2年目はもっと生活を充実させていきたいです。
2016年現在提携校は5校あり、各大学の公共政策コースに交換留学します。
1. The MPP at Hertie (The Hertie School of Governance, Berlin)
2. The MPP at LKY (The Lee Kuan Yew School of Public Policy at the National University of Singapore)
3. The MPP at Sciences Po (L’Institut d'Études Politiques de Paris)
4. The MPA at SIPA (The School of International and Public Affairs at Columbia University, New York)
5. The MPP at GraSPP (Graduate School of Public Policy at the University of Tokyo)
1年生の前期にかなり丁寧にMPAオフィスが説明会を開いてくれるので、そこで詳しい情報は得られます。申し込みは1年生後期の最初(1月中)。
私は説明会に参加した結果申し込まないことにしました。後で後悔したくないので今日はその理由を書いておこうと思います。
◯ Dual Degreeのメリット
1.異文化体験
2.LSEにないコースが取れること(その大学の強みの分野)
3.授業スタイルや評価方法が変わること
4.その国や地域に詳しい政策が取れる(アジアやアメリカ等)
5.新しい人との出会い
6.学費、生活費が安い 等々
◯ LSEに留まった理由
1.LSEで得られる学びの機会をもっと活用したい
Social Scienceのランキングで高順位を獲得しているので面白い研究をしている教授がいるはず。しかし、まだ学びが面白いという域に達しておらず、その教授達を十分に活用できていないのが悔しいです。
2.イギリスについてもっと勉強したい
「イギリスの社会政策は面白いとよね」と言われますが、面白さがまだ分かっていない。かつて読んだ本の中に、地域コミュニティをPublic, Private, NGOが連携して創り上げ、福祉レベルを向上させていく取り組みがあり面白いと思ったけれど深堀りできていない。
3.リベンジしたいことが沢山ある
学期中の議員インターンシップを来年トライしたいです。政策立案過程を体験したい。あとはコミュニティ活動への参加。今年はSocial Innovation SocietyのConferenceの企画に携わることにしましたが、LSE外のLocal Communityとのネットワークを作りたい。あとは学業パフォーマンスをあげたい。LSEに来たけど落ちこぼれでしたは嫌なので、せめてMeritぐらいは取れるようになりたい。
4.2年生のプログラムが楽しみ
Dissertationを書いて自分の興味ある分野を深堀りしたいです。それを次の仕事につなげられたら最高。Capstone Projectという授業で民間会社やNGOと協力してプロジェクトが楽しみです。1年生で習ったツールやスキルを仕事で使えるようにしたいです。(Dual Degreeだと学校によりCapstone、Dissertationが無いです。)
5.Dual Degreeにいくメリットがあまりない
場所を変えたからこそ体験できることは沢山ありますが、LSE1年間、Dual Degree1年間だと、私のスピード感では出来ることが浅くなりそうです。また、MPAが既に国際色豊かなので(約90人中イギリス人はたった5人)、異文化体験は十分かも。
◯ 少し心残りなこと
(大陸のヨーロッパ人曰く)イギリスはヨーロッパの中でも異色(EUに加盟しているががユーロを導入していない等)らしいので、大陸ヨーロッパの肌感覚が得られないこと。もう一つは登録人数制限の関係で実際に受けられるオプショナルコースの選択肢が少ないこと(他の大学の事情は分からず)。
ともあれ、1年生後半、2年目はもっと生活を充実させていきたいです。
Academic Essayを書く時に気をつけたいこと
学期中はエッセイが課題としてたんまりと出ます。参考までに前期は5本(うち2本は短いPolicy Memo)、後期は7本(うち2本は短いPolicy Memo)あります。
エッセイにはFormativeとSummativeの2種類があります。そのうちFormativeは成績にカウントされず、練習みたいなものです。提出すればフェイードバックがかえってくるので自分の現段階のレベルや教授の評価の厳しさがわかります。Summativeは成績に反映されます。
LSEは基本的に評価は4段階あり、Distinction, Merit, Pass, Failです。そしてかなり厳しく点がつけられます。軽く見ていると痛い目にあいます。参考までにネイティブでも普通にPassやFailをとります。私の感覚ではMeritかもしかしたらDistinctionかもと思っていたエッセイがPassで返ってきました。(そして前期Failを一回とってしまいました。)
そこで前期後半に提出したエッセイはやり方を少し変えました。そうしたら何とDistinctionが取れたので忘れないうちに振り返り。あくまで経験談で教授等に聞いたわけではないので多少の勘違いがあるかもしれません。
⒈ スケジュールに余裕をもつ
つまり追い込みがきかないということ。これは言語の問題とアカデミックエッセイという側面があります。まずは英語で文章を書くのに日本語より時間がかかるし、精度が低いので読み直しの時間が相当必要。あとはアカデミックエッセイはどれだけ自分の主張を他の論文で裏付けできるかが重要なのでリサーチ時間(他の論文を読む)がかなり必要。リサーチには最低1週間、3日前には書き終わっていると校正を余裕もってできる。
2.問われている意図を確認し問にもれなく答える
当たり前のことですが意識しないと自分が書きたいことだけを書いている時があります。何度も何度もエッセイクエスチョンを読んでエッセイの構造を練りました。何個の 問いに答えればいいのか、自分の内容はその問いに答えているのか。
3.自分の主張をどれだけproveできるか
アカデミックなので、意見が主観的だと評価されません。「このように思う」「なぜなら他の論文でこう書いてある」という根拠が必要です。大学に書いたエッセイと大きく異なるのはこの点かなと思います。あとは他の論文を読むことで思考の枠組みができるので、一定数は読むことが必要です。 例:民主主義を語る時に論文で見つけた民主主義を分類するフレームワークを使う→自分で考えるより分かりやすく視点が網羅できる
4.Proof Readingを繰り返す
何度も文章を読み返すことです。私は日本語の時の3倍は必要でした。まず書き終わったら1晩おく。時間がたって読んだ時に自分が「?」となる文章は校正が必要。見たことない表現や語彙の組み合わせは使わない。英語の文章はとても簡潔にポイントを書くことが必要なので一文一文が意味を成すようにする。あとは主張(抽象)→サポートセンテンス(具体例)はお決まりパターン。相手に伝えるためには絶対必要。
5.ネイティブチェック
前期はネイティブにチェックしてもらう余裕がなくしませんでしたが、これは必須。ネイティブの立場になって考えるとぎこちない文章(小さい文法ミスがある)を書いている人にDistinction, Meritはあげたくないと思います。私は後期から2年生の人に日本語教えるかわりに私のエッセイの英語チェックをお願いしました。
6.バックグラウンドの知識の量
すぐに出来ることではないですが、自分の肌感覚で物事を理解しているとやはりいい論文が書けると思います。客観的に見て私がDistinctionをとったManagementのエッセイは、経験したことがあるから書きやすかったことは大きな理由の一つだと思います。参考論文を読んでいても何が大切かが感覚で分かります。これはスキルだけではどうにもならないところ。
エッセイにはFormativeとSummativeの2種類があります。そのうちFormativeは成績にカウントされず、練習みたいなものです。提出すればフェイードバックがかえってくるので自分の現段階のレベルや教授の評価の厳しさがわかります。Summativeは成績に反映されます。
LSEは基本的に評価は4段階あり、Distinction, Merit, Pass, Failです。そしてかなり厳しく点がつけられます。軽く見ていると痛い目にあいます。参考までにネイティブでも普通にPassやFailをとります。私の感覚ではMeritかもしかしたらDistinctionかもと思っていたエッセイがPassで返ってきました。(そして前期Failを一回とってしまいました。)
そこで前期後半に提出したエッセイはやり方を少し変えました。そうしたら何とDistinctionが取れたので忘れないうちに振り返り。あくまで経験談で教授等に聞いたわけではないので多少の勘違いがあるかもしれません。
⒈ スケジュールに余裕をもつ
つまり追い込みがきかないということ。これは言語の問題とアカデミックエッセイという側面があります。まずは英語で文章を書くのに日本語より時間がかかるし、精度が低いので読み直しの時間が相当必要。あとはアカデミックエッセイはどれだけ自分の主張を他の論文で裏付けできるかが重要なのでリサーチ時間(他の論文を読む)がかなり必要。リサーチには最低1週間、3日前には書き終わっていると校正を余裕もってできる。
2.問われている意図を確認し問にもれなく答える
当たり前のことですが意識しないと自分が書きたいことだけを書いている時があります。何度も何度もエッセイクエスチョンを読んでエッセイの構造を練りました。何個の 問いに答えればいいのか、自分の内容はその問いに答えているのか。
3.自分の主張をどれだけproveできるか
アカデミックなので、意見が主観的だと評価されません。「このように思う」「なぜなら他の論文でこう書いてある」という根拠が必要です。大学に書いたエッセイと大きく異なるのはこの点かなと思います。あとは他の論文を読むことで思考の枠組みができるので、一定数は読むことが必要です。 例:民主主義を語る時に論文で見つけた民主主義を分類するフレームワークを使う→自分で考えるより分かりやすく視点が網羅できる
4.Proof Readingを繰り返す
何度も文章を読み返すことです。私は日本語の時の3倍は必要でした。まず書き終わったら1晩おく。時間がたって読んだ時に自分が「?」となる文章は校正が必要。見たことない表現や語彙の組み合わせは使わない。英語の文章はとても簡潔にポイントを書くことが必要なので一文一文が意味を成すようにする。あとは主張(抽象)→サポートセンテンス(具体例)はお決まりパターン。相手に伝えるためには絶対必要。
5.ネイティブチェック
前期はネイティブにチェックしてもらう余裕がなくしませんでしたが、これは必須。ネイティブの立場になって考えるとぎこちない文章(小さい文法ミスがある)を書いている人にDistinction, Meritはあげたくないと思います。私は後期から2年生の人に日本語教えるかわりに私のエッセイの英語チェックをお願いしました。
6.バックグラウンドの知識の量
すぐに出来ることではないですが、自分の肌感覚で物事を理解しているとやはりいい論文が書けると思います。客観的に見て私がDistinctionをとったManagementのエッセイは、経験したことがあるから書きやすかったことは大きな理由の一つだと思います。参考論文を読んでいても何が大切かが感覚で分かります。これはスキルだけではどうにもならないところ。
Cotswoldsに行きました
LSEの冬休みにコッツウォルズに行きました。ロンドンから車で2.5時間で行ける田舎町です。コッツウォルズはProvinceの名前で、その中にある小さな町(Bourton-on-the-water, Morton-in-marsh, Stonehenge, Bibury, Cheltenham )をまわってきました。
オフシーズンだったので人気店はほぼ休みだったのですが、それでも空気が清々しくて最高でした。久しぶりにロンドンの喧騒を離れゆっくりしました。
初めての体験したのは運転とPublic Footpath。
田舎町をまわるため公共機関(電車とバス)は便が悪くて大変なのでレンタカーをしました。5日で130ポンド。ガソリンは50ポンド。私も一部運転をしたのですが、一番大変だったのはroundabouts。いくつもの高速道路が途中でサークル状に交わるところがあるのですが、初めてなので難しかった〜。 右からくる車優先という簡単な仕組みではあるのですが、右からくる車が見えなかったり、どのタイミングで入ればいいのか等々、ドキドキしました。でも一回運転して慣れるとまた運転できる気がする。
面白かったのはPublic Footpath。散歩道に私有地を指定する仕組みです。Public Footpath協会があるらしく、町を歩いて知ってもらう、楽しんでもらうというtouristの一環みたいです。私有地のオーナーに交渉してOKが出れば私有地に散歩道を指定します。牧場や畑を突っきったりします。ただ道という道はなく看板があるだけ。私有地に観光客が入ってくることを公式にOKするっていうのが面白い。公共意識が高いのかなと思いました。
少し関連して公共空間の作り方として面白かったのがCleeve Hill。Cheltenhamにあり丘の上からCotswoldsを見渡せます。自然を保全している丘なのですが、手がほとんど入っていません。丘の上に登るのに何通りも道があります。手を入れすぎない公共空間というのが日本であまり見たことなかったので新鮮。手を入れてないのでメインテナンスがおそらく楽そう。日本だと安全性の問題が出てきそうですが、そういうのをお節介しすぎない自由さは好き。週末だからか家族連れや犬を連れて多くの人が遊びに来ていました。
オフシーズンだったので人気店はほぼ休みだったのですが、それでも空気が清々しくて最高でした。久しぶりにロンドンの喧騒を離れゆっくりしました。
初めての体験したのは運転とPublic Footpath。
田舎町をまわるため公共機関(電車とバス)は便が悪くて大変なのでレンタカーをしました。5日で130ポンド。ガソリンは50ポンド。私も一部運転をしたのですが、一番大変だったのはroundabouts。いくつもの高速道路が途中でサークル状に交わるところがあるのですが、初めてなので難しかった〜。 右からくる車優先という簡単な仕組みではあるのですが、右からくる車が見えなかったり、どのタイミングで入ればいいのか等々、ドキドキしました。でも一回運転して慣れるとまた運転できる気がする。
面白かったのはPublic Footpath。散歩道に私有地を指定する仕組みです。Public Footpath協会があるらしく、町を歩いて知ってもらう、楽しんでもらうというtouristの一環みたいです。私有地のオーナーに交渉してOKが出れば私有地に散歩道を指定します。牧場や畑を突っきったりします。ただ道という道はなく看板があるだけ。私有地に観光客が入ってくることを公式にOKするっていうのが面白い。公共意識が高いのかなと思いました。
少し関連して公共空間の作り方として面白かったのがCleeve Hill。Cheltenhamにあり丘の上からCotswoldsを見渡せます。自然を保全している丘なのですが、手がほとんど入っていません。丘の上に登るのに何通りも道があります。手を入れすぎない公共空間というのが日本であまり見たことなかったので新鮮。手を入れてないのでメインテナンスがおそらく楽そう。日本だと安全性の問題が出てきそうですが、そういうのをお節介しすぎない自由さは好き。週末だからか家族連れや犬を連れて多くの人が遊びに来ていました。
2015年12月26日土曜日
山田洋次監督「母と暮らせば」のドキュメンタリーを見て
You Tubeで山田洋次監督「母と暮らせば」(公式サイト:http://hahatokuraseba.jp/)の製作ドキュメンタリーを見ました。私はロンドンにいて映画自体は見れないので、あくまでドキュメンタリーを見ての感想です。このお話は長崎の原爆で死んだ息子が3年後に母親のもとに亡霊となって戻ってくる家族の物語をかいた映画です。
山田洋次監督といえば「男はつらいよ」でお馴染みで、私も小さい頃に「寅さん、寅さん」と言ってテレビの2時間放送の枠でよく見ていました。それ以外は恥ずかしながらあまり知らなかったのですが、ドキュメンタリーを見て生き様が「かっこいい」と思ってしまいました。
まず一つは「母と暮らせば」の製作を運命のように感じるとおっしゃっていたこと。「母と暮らせば」は友人でもあった作家、劇作家の故井上やすしさんの「父と暮らせば」のオマージュだそうです。故人のお嬢さんから「母と暮らせば」を製作したかった遺志を聞いて作ることを決断したそうです。監督自身も戦中を生きた一人として戦争を伝える使命をずっと感じていたそうです。
84歳になって使命だと感じる仕事に出会えることってあるんだ、という驚きと、とても幸せで光栄なことだなと羨ましく思いました。一方で84歳で舞い込んでくる本物の仕事は今までの業績を外から評価された結果で、おそらく今までの映画を魂込めて作られてきたのではと思いを馳せました。
二つ目は84歳という高齢で映画製作に臨む根気。「時代考証」と「想像力」にこだわっていました。まず戦中、戦後の人がどういう心情からどういう言葉を使ったのかを探るために大量の資料を読み込んだり、 戦争を生き延びた人に話を聞きにいったり、長崎へ足繁く通ったそうです。舞台装置や小物に関しても、当時の山田監督の記憶をもとにかなりこだわって作り上げていました。器が綺麗すぎるとか、大抵のゲートルは先輩から譲り受けたものだから綻びているはずだとか。
あとはキャラクターをつくるための「想像力」。モデルは戦時中にフィリピンで20代前半で戦死した詩人の方みたいです。その方が当時何をどう考えたのかは今となってはもう分からない、だから手がかりをもとに後はどれだけその人の心情を想像できるかだと言っていました。84歳で臨む根気に脱帽です。しかも84歳の方からの「想像力」を使えという言葉はとっても響きました。「想像力」って本来はコミュニケーションや仕事でもとても大切だと思うのですが、調べれば大抵のことが分かってしまう今、あまり想像力を日常から育んでいない気がしています。でも、その大切さに気付かされたことと、想像力は年齢関係なく鍛えられると叱咤激励を頂いたそんな気分になりました。
日本に帰ったら見に行きたいなぁと思ってます。すごく魂が込めてあるよう作品の様な気がしています。
山田洋次監督といえば「男はつらいよ」でお馴染みで、私も小さい頃に「寅さん、寅さん」と言ってテレビの2時間放送の枠でよく見ていました。それ以外は恥ずかしながらあまり知らなかったのですが、ドキュメンタリーを見て生き様が「かっこいい」と思ってしまいました。
まず一つは「母と暮らせば」の製作を運命のように感じるとおっしゃっていたこと。「母と暮らせば」は友人でもあった作家、劇作家の故井上やすしさんの「父と暮らせば」のオマージュだそうです。故人のお嬢さんから「母と暮らせば」を製作したかった遺志を聞いて作ることを決断したそうです。監督自身も戦中を生きた一人として戦争を伝える使命をずっと感じていたそうです。
84歳になって使命だと感じる仕事に出会えることってあるんだ、という驚きと、とても幸せで光栄なことだなと羨ましく思いました。一方で84歳で舞い込んでくる本物の仕事は今までの業績を外から評価された結果で、おそらく今までの映画を魂込めて作られてきたのではと思いを馳せました。
二つ目は84歳という高齢で映画製作に臨む根気。「時代考証」と「想像力」にこだわっていました。まず戦中、戦後の人がどういう心情からどういう言葉を使ったのかを探るために大量の資料を読み込んだり、 戦争を生き延びた人に話を聞きにいったり、長崎へ足繁く通ったそうです。舞台装置や小物に関しても、当時の山田監督の記憶をもとにかなりこだわって作り上げていました。器が綺麗すぎるとか、大抵のゲートルは先輩から譲り受けたものだから綻びているはずだとか。
あとはキャラクターをつくるための「想像力」。モデルは戦時中にフィリピンで20代前半で戦死した詩人の方みたいです。その方が当時何をどう考えたのかは今となってはもう分からない、だから手がかりをもとに後はどれだけその人の心情を想像できるかだと言っていました。84歳で臨む根気に脱帽です。しかも84歳の方からの「想像力」を使えという言葉はとっても響きました。「想像力」って本来はコミュニケーションや仕事でもとても大切だと思うのですが、調べれば大抵のことが分かってしまう今、あまり想像力を日常から育んでいない気がしています。でも、その大切さに気付かされたことと、想像力は年齢関係なく鍛えられると叱咤激励を頂いたそんな気分になりました。
日本に帰ったら見に行きたいなぁと思ってます。すごく魂が込めてあるよう作品の様な気がしています。
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