2016年7月7日木曜日

現地の方のお宅へお邪魔しました

今日は初出勤日。TCSRD (Tata Chemicals Society for Rural Development)のオフィスにお邪魔して職員の方と初顔合わせ。皆さん、とても優しそうな方々でした。驚いたのは女性のプロジェクトリーダーが大半を占めていたこと。今日から1週間はCSRの各分野の活動を見てまわることになりました。総括して今日はとってもゆるーい1日。


今日お邪魔したのはHealth Careの活動。その中でも子供の生存率をあげるためのMalnourishment(栄養不良)Programの話を聞きました。まだテスト段階でGujarat州内の4つのVillageでスタートして4日のプログラム。3〜4年かけてGujarat州内にスケールアウトしたいとのこと。概要としては妊婦さんと子供を対象に、健康状態のスクリーニング、結果(4段階)に見合った対処方法の案内、栄養不良に関する教育プログラムでした。妊婦が栄養不足だと産まれてくる子供も栄養不足になるということで妊婦も対象にしたということ。また、州政府で食糧配給プログラムを実施しているが、栄養不足の対象になる妊婦や子供の中にはこのプログラムを知らない人や栄養不良に関する知識不足で危機を感じない人がいる。よってい、政府のプログラムをもっと有効に活用してもらうためにも本プログラムを実施しているとのことでした(政府と住民をつなげる役割)。政府の行き届いてない役割を補うパートナーシップの姿勢は素晴らしいなと思いました。(スリランカのプログラムがモデル)

そのあとは職員の方のお宅にたまたまお邪魔することになりました。お子さんが1人いる家庭で旦那さんがTata Chemicalsで働いていることから社宅に住んでいたのですが、広かった〜〜!!1LDKに大きなベッドルームが2つでした。一番印象的だったのは、10歳の子供のパーフェクトな英語と多才ぶり。ダンスや歌の大会で入勝した時の映像を見せてもらったり(Gjuratダンスがとっても上手でした)、ルービックキューブをすごい勢いで完成させたり、折り紙、工作、マジック等、とにかく沢山のレベルの高い芸を見せてくれたり、最後には10歳が描いたとは思えないレベルの絵も見せてくれました(影のつけ方、色使いの上手さが確実に大人レベル)。さすがインド人!(偏見だいぶありますが)。


けれども一緒にインターンに来ているポーランド人の女の子と寮に帰って話したことは、彼の才能はもちろん素晴らしい上で、その才能を開花させる環境に恵まれているのは素晴らしいということ。小さいうちに色々トライさせること、そして褒めること(お母さんはGeniusとべた褒めでした)。あとはインド人の女性によると、MithapurにはGujarati学校とEnglish学校(英語で授業をする)があり、マネジメント層以上の子供はEnglish学校に通い、その子供はEnglish学校に通っている(小学校から社会階級で教育に差がついてしまう)。あとはTata Chemicalsというインドで有数の優良企業の同僚に囲まれているから教育についての意識が高いこと。あとは個人的には仮説に過ぎませんが、Mitahpurという人口1万人規模の町+Tata Chemicalsがある=子供への投資意識が高い(クラブ活動等の文化活動も盛ん)というのもあるかなと思いました。 

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