2016年7月9日土曜日

現地の人と仲良くなる

私は今回のインターン(Mithapur)にケンブリッジ大学のポーランド人の女の子と一緒にきています。私は東京出身でありながら宮城県の片田舎で3年半コミュニティづくりの仕事をした経験から、自分と違うコミュニティに溶け込むのはそこまで苦手ではないと思っていたけれど、彼女は人と仲良くなるのがとても上手で驚かされます。以前、難民キャンプ等でボランティアもしたことあるみたいで、そういう経験からどうやって現地の人との距離縮めるか学んだのはと憶測しています。

彼女から学ばせてもらった何点か。

○とにかく笑顔で、はきはき話す
当たり前のことだけど、異文化でのコミュニケーションになると難しいです。相手が何を言っているのか、自分が何を聞かれているのか、自分の話すことが的を得ているのか等々、自分の話していることに自信がない時、ついつい顔がこわばったり、小さい声で話してしまいます。そうすると相手も会話を続けにくくなってしまいます。そういう意味で、彼女は私の基準からしたらオーバーリアクション気味ではあるけれど、きちんと相手のことを理解しているということ、分からなければ確認するということ、を徹底しています。


○相手の言語を学ぶ
正直、私一人で来ていたらそんなにGujaratiを学ぼうと思わなかったと思います(インドには少なくとも30の異なる言語があり、方言は2000前後にのぼるそうby Wikipedia)。ちなみにGujaratiは私が滞在しているGujarat州の州公用語になります。Hindi語と同じ表現もあるけど、ほとんど違います。大体の人が英語を何となく話せるので私は英語に甘えていたのですが、彼女はウェブで調べたり現地の人に聞いたりしながら積極的に言葉を覚えています。2ヶ月後には簡単な会話をすることが目標だそう。ここで気づいたのは期間が限られているのでマスターすることはそもそも目標ではなく、相手の立場に近づこうとしているその誠意を示すことこそがコミュにティに入る時はとっても大事だということ。確かに現地の言葉で挨拶すると皆とっても嬉しそうな顔をするし、もっと色々な言葉を教えてくれようとします。

○文化や歴史を学ぶ
彼女は大学での専門が歴史や言語等の社会学に近いこともあると思いますが、とてもよく歴史や文化を調べます。インドに来る前に2大叙事詩の1つであるラーマーヤナの漫画動画で落としてくるほどです。こういう歴史や文化的な話題は現地の人との会話もはずむし、現地の人は勉強していることを好意的に受け取るし、良いことだらけ。あとは彼らの価値観を理解する良い方法だと感じます。

○現地の物(特に食べ物)に積極的にトライする
食べ物に関してとてもAdventurous。インドを旅行する前に注意されたことは、水道水を飲まない、ストリートフードを食べない、生物は食べない、です。自分の身体の免疫の強さに応じて守るべきだと思いますが、彼女はストリートフードやフルーツにトライする気満々。リスクを犯すか犯さないかは個人の判断ですが、でも現地のものをトライしようとする心意気はすごいなと思います。ちなみに、現地の人の家に招かれた時に出された水(おそらく水道水をフィルターしたもの)を私は飲むふりをして飲まなかったのですが(一口目で水道水の味がしたので)、彼女は全部飲んでいました。

○とりあえず愛想よく
道端で手をふられたら振りかえす、子供に手を振ってあげる、話しかけられたらきちんと対応する。Mithapurは片田舎で外人(特に白人&ブロンドの髪)がとても珍しいので、いろんな人からの興味の眼差しを感じます。私は少しこわいなぁと警戒してしまうのですが、彼女は本当に愛想よく丁寧に答えていてびっくり。おそらく、Mithapurという安全な田舎だからこそ出来ることだけど、でもその心意気はすごい。

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